2006年02月17日
ずっと昔から、圧倒的なものを求めていた。
まるでドラマか小説の主人公のように、キュウリのようにクールで
劇的な人生を望んでいた。

村上春樹の「ねじまき鳥クロニクル」に出てくる間宮中尉のように
井戸の底から見た、ほんの一瞬の太陽を求めるように。

彼は「これを見るのが自分の人生の全てであった」と述べている。

人生において、「これだ!」と確信する瞬間なんてあるんだろうか?
このためにこれまで生きてきたんだと思うような瞬間はあるんだろうか?
ひょっとしたらそんな想いを過去と未来に探そうとしているのかもしれない。今を見ずに。


大好きな哲学者、キルケゴールはこう言う。

『人生は、後になってみないと理解できないものである。
 だが、私たちは前向きに生きなくては ならない』

しかし後になって理解しても遅いのだ。
過去には戻れないのだから。
我々は皮肉な存在でしかない。

過去には戻れない
過去には戻れない
こんなことをずっと考え続けて、もう何年も経つ。
運命が知りたい。
自分が何を得ることになるのかが知りたい。
自分で選択するのに。
僕は皮肉な存在でしかない。

人生において、「これだ!」と確信する瞬間なんて、いつ来るの?
今までは幻想に過ぎない。
posted by Azot at 01:50 | ☔ | Comment(0) | TrackBack(0) | +思想の果て+
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