2006年05月30日
この数年、大きく進化したと思う。
特に、自分の能力に関してはポジティブに考えるようになった。
「自分にはできない」とは考えなくなってきた。

けれどどうしても一つだけ、ネガティブに考えてしまうことがある。
それは過去だ。
「過去は変えられない」この悩みだけは全然消えない。

映画「タイムマシン」の主人公も似た思いに取り付かれていた。
それは「what if..(もし、こうだったら?)」だ。

よく「過去を懐かしむ」なんて人は言うけど
僕にとっては過去なんて悲しむものであり、憎むべきものであり
絶望するものなのだ。

昔から「時間」に関することには興味が合った。
映画「バックトゥザフューチャー」を初めとするタイムトラベルものに魅せられた。
そしていつしか大学で物理を学ぶようになって、時間を少し学問として
考えるようにもなった。
エントロピーの法則とかね。どうやらいわゆる「時間の矢」については
エルゴート仮説が関係しているらしい。

けど、物理は結局自分が知りたいことを教えてはくれなかった気がする。
勉強にはなったけど。

次第に僕は「記憶」や「運命」とかに惹かれるようになってゆく。
全ては決定されているのではないか?
僕らは、それをなぞって生きているだけではないのか?
そしたら自由意志はどうなる?


中島義道さんの「後悔と自責の哲学」という本を買った。
この本で出てくる彼の考え方にはかなり共感を持てる。
興味のない人からすれば単なる思想の羅列や言葉遊びにしか見えないかもしれないけど
彼が「過ぎ去ったことを悔やむ」ことを哲学的問題だと捉えていることが嬉しい。

哲学は問いから始まる。
これは、立派な哲学的問いだ。
僕は何年もこの問題に取り組んでいる。

posted by Azot at 11:21 | 🌁 | Comment(0) | TrackBack(0) | +思想の果て+
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