2005年04月22日
両者には多くの差異が見られる。

まず、過去は客観的時間で計られるものだ。
2年前のあなたが、確かにそこにいたという証拠は
人の話や、写真や、客観的事実を探せば良い。
たった一つに決まっているものが、過去。
過去は、変えられないし、偽らない。

記憶は、主観的時間である。別の言い方をすれば極めて個人的なもの。
私的体験であり、私的言語。
たとえ何人かの人が一度に同じ出来事を体験したとしても
記憶にどのように残るかは人それぞれ。
残る人もいるし、残らない人もいる。
トラウマとなる人もいる。
回想することで何かを語ろうとしても、極めて不明確な場合がある。
そして流動的である。
記憶は変わる。記憶はいつか色褪せてしまうもの。

我々がしがみついている何かの記憶は
我々自身が作り出しているものではないか?

そしてその都度都合よく作り変えることのできるものではないか?
(または何かの拍子で作り変えられるものではないか?)


記憶にとって、何が真実だと言える?


--------------------------------------------

(この文章は、以前のブログから転載しました)
posted by Azot at 16:36 | ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | +時間論+
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのTrackBack URL
http://blog.seesaa.jp/tb/3098800
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。